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光秒から光時へ

(2020/09/28)

 ご無沙汰しています。当初、このブログは、光秒を基準として、宇宙の大きさを実感できるような資料を提供していく趣旨でしたが、メートル法と大きく異なる数字を前面に出すのは、純粋に宇宙の数値を覚えるには、不利になります。ただし、光速と絡めないと、宇宙の大きさは実感できません。そこで、光秒から光時に基準を変えて記事を書き替えます。

km 光秒 光時
光秒 299,792.458 1
光時 1,079,252,848.800 3,600 1
光年 9,460,730,472,580.800 31,557,600 8,766

 光は 1時間で約10億 km 進み、1年間で約1兆 km 進むと覚えておけば、メートル法と光時や光年とでは、値に大きなずれは出ません。例えば、土星は15億 km 離れているので、通信には片道で約1.5時間かかり、ケンタウルス座α星は4.3光年離れているので、約4.3兆 km だと推測できます。
 更に、最近は、ハードディスクの容量や Wi-Fi の通信量で、メガ、ギガ、テラという用語が身近になってきました。万や億や兆を使うよりも、光秒は約300メガメートル、光時は約1テラメートル、光年は約10ペタメートルと覚えたほうがいいでしょう。この対応を記事に書いておけば、メートル法であっても宇宙の大きさを実感することが可能になります。

  • メガメートル: Mm (mega metre), 106 m
  • ギガメートル: Gm (giga metre), 109 m
  • テラメートル: Tm (tera metre), 1012 m
  • ペタメートル: Pm (peta metre), 1015 m

 また、光秒から光時に基準を変えたとして、過去記事を直接書き換えることはせず、そのまま「(書庫)」印をつけて、新しい記事に誘導するようにします。過去記事は過去記事として、断片的に有用な情報もあるので、削除しないことにします。