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2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ヨタトン級天体

(2020/10/03) 1 Yt(ヨタトン)とは、1024 t かつ 1030 g のことです。ヨタトン級天体とは、1 Yt 前後の質量を持つ天体のことです。太陽系ではちょうど、木星や土星などの巨大ガス惑星が該当します。太陽そのものは、さらに巨大ガス惑星の1000倍の質量を持ちま…

質量の単位、トン (tonne)

(2020/10/02) 質量には、光速のような絶対的な指標はありません。光速が距離において重要なのは通信の速度です。1光時(1.08 Tm, 10.8億 km)離れた場所と通信をする場合、往復2時間かかります。この遅延は絶対的で、いかなる物理法則もこの遅延を短くすること…

太陽系の天体、大きさ順と比較

(2020/10/20) 今回は、黒丸記号「●」の大きさをスタイルシートで変えて、お遊び感覚で天体の大きさを比べます。 Mm: メガメートル (mega metre): 103 km μlh: マイクロ光時 (micro light hour): 1.0792528488×103 km 天体 種別 直径: Mm (μlh) 大きさ比較 1 …

マイクロ光時級距離

(2020/10/02) マイクロ光時とは、光が1マイクロ時(3.6ミリ秒)に移動する距離で、約1 Mm (1,000 km)になります。このぐらいの距離になると、地球上でも実感できる距離になります。天体内で移動するときに使われます。下表は、太陽系にある球状天体を直径順に…

ミリ光時級距離

(2020/10/01) 1ミリ光時とは光が10-3時間(3.6秒間)に進む距離で、約1.08 Gm (108万 km) です。太陽系でミリ光時級距離が必要になるのは衛星間航路のときです。下表は中心星からの平均距離をミリ光時順に並べています。 Gm: ギガメートル (giga metre): 106 k…

光時級距離

(2020/09/30) 1光時とは光が1時間に進む距離で、約1.08 Tm (10.8億 km) になります。太陽系で光時級距離が必要になるのは惑星間航路のときです。下表は太陽からの平均距離を光時順に並べています。 Tm: テラメートル (tera metre): 109 km lh: 光時 (light h…

長さの単位、光時 (light hour)

(2020/09/29) 宇宙を語るには光速を無視することはできません。光速と関連づけた長さの単位には、光が 1年間で進む長さとして光年が使われています。他には、光が 1秒間で進む長さとして光秒というものもあります。このブログでは、メートル法と親和性が高い…

太陽系にある球状天体の一覧

(2020/09/28) 球状天体とは、自己の重力により球状になった天体のことです。正確には、自転による遠心力があるので、回転楕円体になります。ただ用語としては長いので球状天体と呼ぶことにします。 実は球状天体になるのは簡単なことではなく、太陽系では、…

光秒から光時へ

(2020/09/28) ご無沙汰しています。当初、このブログは、光秒を基準として、宇宙の大きさを実感できるような資料を提供していく趣旨でしたが、メートル法と大きく異なる数字を前面に出すのは、純粋に宇宙の数値を覚えるには、不利になります。ただし、光速と…