(書庫) 長さの単位、ライトフィート (light feet)

(2020/10/03)

• 更新記事: 光秒から光時へ - AstroZone
• 以下旧記事

(2020/02/05)

　宇宙スケールであれば、惑星間航路はキロ光秒(kls)、衛星間航路は光秒(ls)、天体横断航路はミリ光秒(mls)で表してもいいのですが、これが天体に降り立って、いざ人間スケールに戻ると、ちょっと光秒という響きに違和感があります。300メートル先を、1マイクロ光秒(μls)先というのも、日常に溶け込まない印象を受けます。しかしながら、光秒から始まる10の累乗の関係は続けたいと思います。
　そこで、ライトフィート(light feet)という単位を使います。1ライトフィートは 0.299792458m で、これは1ナノ光秒と同じです。正規の1フィート(0.3048m)と非常に近い値になります。それに、light とは光の意味に加えて軽いという意味もあります。光のフィートであり、軽いフィートでもあります。このブログでは単にフィートとも呼びます。ただし、フィートを使うときは、メートルも併せて記します。

	フィート	読み	光秒	読み	メートル
10-3	1mft	ミリフィート	1pls	ピコ光秒	0.299792458mm
100	1ft	フィート	1nls	ナノ光秒	0.299792458m
103	1kft	キロフィート	1μls	マイクロ光秒	299.792458m
106	1Mft	メガフィート	1mls	ミリ光秒	299.792458km