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(書庫) 長さの単位、光秒 (light second)

(2020/09/29)

(2020/01/18)

 宇宙を語るには光速を無視することはできません。このブログでは、光秒を長さの単位とします。光秒の記号として ls (light second) を使います。

キロメートル(km) 天文単位(au) 光秒(ls)
1光秒 299,792.458 0.002004 1
149,597,870.700 1.000000 499
299,792,458 2.003989 1,000
1光年 9,460,730,472,580.800 63,239.345638 31,557,600

 なお、天文学で用いる 1年はユリウス年のことで、365.25日のことです。
 目安として以下のように覚えます。

  • 1光秒 = 約30万キロメートル
  • 2天文単位 = 約1キロ光秒
  • 1光年 = 約31.6メガ光秒=約\sqrt{1000}メガ光秒

 偶然ですが、光年と光秒の関係が\sqrt{1000}で結びつくことで、光年以上の距離を換算するときも次のように循環的に覚えることができます。

光年 光秒
1 \sqrt{1000}メガ
\sqrt{1000} 約1ギガ
1,000 \sqrt{1000}ギガ
\sqrt{1000}×1,000 約1テラ
1,000,000 \sqrt{1000}テラ

 厳密にいうと、光秒にキロやメガなどのSI接頭辞*1を付けるのは好ましくなく、付けるとしても、光キロ秒、光メガ秒のように付けるのが、英語の文法上正しいようですが、光秒は一つの固まりと見なし、キロ光秒(kls)、メガ光秒(Mls)のように表します。